貼箱作りの流れ

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貼箱の魅力とは?

貼箱は丈夫で美しく、質感や高級感は、紙器の中でもトップクラスです。
 
アクセサリーや革小物、和洋菓子など、高額商品のパッケージやギフトなどに適しています。上紙に印刷や箔押しをすることで、様々な表現やデザインが可能です。 貼箱は手作業が多く、大量生産には適さないとされていましたが、当社では貼箱専用の自動機、半自動機を導入し、小ロットから数万個まで対応できます。


●手作り貼箱
機械で貼れない小さなサイズや大きなサイズ、深さのある箱、円形やハート形など四角以外の形の箱は手で貼ります。 また、サンプル製作や、1個〜少量の場合も手貼りで製作します。

 
手作り貼り箱サンプル

●機械貼箱
貼るための型が必要なので、大量生産に向いています。一日数万個の安定した製作が可能です。クリスマスやバレンタイン前の繁忙期には、機械が大活躍します。

 
機械貼り箱

貼箱作りの流れ


「箱ってどうやってできるの?」、「貼箱ってどんな作りになっているの?」 そんな風に思っている人もいるのでは? 箱は身近な存在ですが、作る工程を見たことある人は少ないですよね。 貼箱作りの流れを知っていただくために、箔押しを利用した貼箱を作ってみました。


01_紙を規定サイズに断裁する

断裁機を使って、芯になる厚紙や包むための上紙を箱のサイズにカットします。
 

裁断機01
裁断機02

02_折りやすいようにハーフカット

厚紙を折りやすくするために、コーナーラインという機械に1枚ずつ入れて、ハーフカット(半切り)します。下から余分な四隅をカットし、上からハーフカットすることを同時にやっています。
 

ハーフカット(半切り)01
ハーフカット(半切り)02

03_上紙のコーナーをカラス切りする

芯材を包むための上紙のコーナー部分を、ダブル切りという機械でカラスのクチバシのような形にカットします。2〜3枚ずつ同時に切ることができます。
 

カラス切り(ダブル切り)01
カラス切り(ダブル切り)02

04_高級感のある箔押し仕上げ

貼箱は、上紙に印刷する他に、ロゴマークなどを箔で入れると高級感が出るので、金や銀などで箔押しするデザインが多く用いられます。箔押し機で、一枚ずつ箔押しします。
 

箔押し機
箔押し見本

05_四隅を止める

芯になる厚紙を折って、ジャパン止めという機械で四隅をテープで止めます。段々と箱らしくなってきました。
 

ジャパン止め01
ジャパン止め02
ホッチキスで止める機械もあります。

06_糊を付けて上紙で包む

上紙に接着剤(にかわ)を塗り、厚紙で作った箱に貼ります。大量生産の場合は、全自動貼箱機や半自動貼箱機を使って貼ります。小ロットなど数が少ないものは手動貼箱機で接着剤をつけた後、手で貼っています。
 

●全自動貼箱機

全自動貼箱機01
全自動貼箱機02
●半自動貼箱機
半自動貼箱機01
半自動貼箱機02
●手動貼箱機
手動貼箱機
手作業で整える

07_完成

あっと言う間に貼箱ができました。 このように、用途に応じた形状やサイズ、様々なカラーや質感の箱を作ることができます。オリジナリティあふれる貼箱を作ってみませんか? どうぞ、お気軽にご相談ください。

完成した貼箱